エーエーワークスと水野事務所の新しい試みです。

国産材住宅プロジェクト　J-CUBEの紹介

まずこの企画を始める切っ掛けをお話します。

最近になってですが、やっと私自身が、健康住宅やエコ住宅に興味をもつようになりました。今までだったらコストがどんどん高くなるのを恐れて自分のクライアントにもあまりお薦めしていませんでした。しかしあまりにもメーカー等の既製品の建具や造作材、工業製品の氾濫に嫌気がさしてきました。

そこでなんとかならないものかと思い、色々な人に相談したりしていた矢先、私の相棒、水野がある木材市場に出入りしていることを知りました。市場と言う所は閉鎖的で私達のような全然関係ないものがそう簡単には参加できるような所ではありません。しかし水野はお父さんの代からのつながりで、ある市場の鑑札を持っているとのことでした。

色々話をしてみるとかなり安く桧や杉等の木材が入手できるとのこと。一度せりに行ってみたいと言うと「じゃあ行こう」と言うことになって早速見学に行ってきました。行ってみるとなかなか大きな市場でとても由緒ある市場だと言うことでした。

行ってびっくり、朝からお酒飲み放題！！うどんは食べれるは、お昼はごちそうが出てくるし（全部無料）。調子にのり過ぎて大酔いしてました。（笑）・・・・なんて話はおいときまして、実際とても美しい桧や杉が市場の中に所狭しと置かれていて、価格を聞いてみると吃驚するような値段でした。

そんな感じで水野と二人でこの新企画を思い付きました。少し最初に言ってます、健康住宅やエコ住宅の話からははずれるかもしれませんがあくまでこの企画を足掛かりに健康住宅やエコ住宅にも発展させて行きたいと思っています。

しかし、少しいつもの、エーエーワークスの業務形態のコンセプトとは変わる所があります。いつもなら設計監理は私と水野で行い、施工は別の工務店でしたが、今回は水野建設設計で請負施工もやることになりそうです。（実は水野建設設計は工務店機能もあるんです、お父さんが社長です）

「なんだそれじゃあ第３者の設計監理と言ういつも言っていることとはちがうじゃないか」と言われそうなのが私自身引っ掛かっていますが、とりあえず全てのコスト（運送費、倉庫保管費、加工費、等々）も把握して行きたいのでしばらくは水野建設設計工務部？との協力体制で行くつもりです。もちろん今までのポリシーも忘れてはいません。

矛盾点、欠点は追って解決して行くことをお約束します。

J-CUBE NO.1に使用している材木(国産材)

柱　　桧　　　　間柱　杉　　　　梁　地松　　　　土台　栗　　　　大引　桧
根太　桧　　　　筋違　桧　　　　まぐさ　桧　　　垂木　杉　　　　バラ板　杉
床材　ナラ　　　造作材（枠、額縁、幅木）シオジ　玄関扉　桧　　　屋内扉　シオジ

主要構造部（柱、梁等）には杉は一切、使用しておりません。
なぜなら私達は杉を主要構造材として使うのは危険だと思っているからです。

ここからは企画の内容です。

ローコストです
私達はある、由緒ある木材市場からダイレクトに国産木材を仕入れることが可能です。したがって問屋、材木屋等の中間マージンをいっさいカットして木材を入手することが可能なので、一般の純国産木材仕様の住宅よりローコスト化をはかれます。

秘密にさせてください
あえて木材市場の名前はここでは公開を控えさせてもらいます。一応ホームページで公開することになるので、流通破壊につながるのを一応は恐れなければなりません。もし私達のホームページから問題が起って市場の参加の権利がなくなるなんてことになれば目も当てられません。しかし言っても私達は小さな事務所です。年間数件しかそんな仕事はないので、あまり迷惑にもならないとは思われます。問屋さん、材木屋さん、建材屋さん、ごめんなさい！！

過剰な期待は御遠慮ください
ただし、みなさんに注意していただきたいのは、構造材に外材やエンジニアリングウッド（特にスプルース等の集成材）や建具や床材にメーカーの安価な既製品仕様の材料を使用した住宅ほどは安くはならないと思われます。しかし一般の工務店等が施工する、純国産木材仕様の住宅よりは確実に安くあがるでしょう。

クライアントも一緒にせりに参加、木を買おう！！
現在、詳しいコストは検討中です。これから徐々にあらゆるコストのシュミレーションも行っていく予定です。
御興味のある方は連絡ください。もちろん実際に御会いになられて前向きに新築計画を考えられる方には市場の名前もお教えしますし、流通コストを理解していただける方であればせりにも参加していただきます。

まずは、エーエーワークスの物件で採用していくつもりですが、興味のある方はぜひぜひ御連絡ください。

国産材住宅プロジェクト第１号住宅[J-CUBE NO.1]　完成写真とCGへ